Web制作

データベースを使わずに一時保存ができるWebストレージの使い方

アイキャッチ、キーボード

Web制作を学び始めると、
「フォームの入力内容を一時的に保存したい」
「設定を次に開いたときも残したい」
と思う場面がよく出てきます。

でもそのたびに
「データベース?サーバー?難しそう…」
と感じて、手が止まってしまう人も多いはずです。

そんなときに便利なのが、Webストレージです。
これはデータベースを使わずに、ブラウザだけでデータを保存できる仕組み

この記事では、

  • Webストレージの基本
  • 初心者がつまずきやすいポイント
  • Web制作での実用例
    を、やさしく解説していきます。

Webストレージとは?データベースなしで保存できる仕組み

そもそも「一時保存」が必要になる場面とは

Web制作をしていると、こんな場面はありませんか?

  • フォーム入力中にページを更新して全部消えた
  • ToDoアプリでデータを残したい

これらはすべて「一時的にデータを保存したい」問題です。

Webストレージを使うと何ができるのか

Webストレージを使うと、

  • ブラウザ内にデータを保存できる
  • サーバーやデータベースが不要
  • JavaScriptだけで扱える

というメリットがあります。

つまり、フロントエンド(画面側)だけで完結します。

専門用語解説|Webストレージ・ブラウザとは?

  • ブラウザ
    → ChromeやEdgeなど、Webページを見るアプリ
  • Webストレージ
    → ブラウザの中に用意されている「保存箱」のようなもの

「ブラウザの中にメモ帳がある」と考えるとイメージしやすいです。


Webストレージの種類と違いをやさしく解説

Webストレージには、主に2種類あります。

localStorageとは?ブラウザにずっと保存される仕組み

localStorage(ローカルストレージ)は、

  • ブラウザを閉じてもデータが残る
  • ユーザー設定の保存に向いている

例:

  • テーマカラー
  • ログイン状態(簡易的なもの)

sessionStorageとは?ページを閉じると消える保存方法

sessionStorage(セッションストレージ)は、

  • タブやブラウザを閉じると消える
  • 一時的な入力内容に向いている

例:

  • フォーム入力中のデータ
  • 作業途中の状態

どっちを使えばいい?初心者向け使い分けの考え方

迷ったらこの基準でOKです。

  • 「次に来たときも残したい」 → localStorage
  • 「今だけ使えればいい」 → sessionStorage

最初はlocalStorageだけ覚えても十分です。


データベースを使わないメリット・デメリット

サーバー不要で手軽に使えるメリット

Webストレージの最大の魅力は、

  • サーバー設定なし
  • DB設計なし
  • 学習コストが低い

という点です。

1人で黙々とWeb制作を学びたい人には、かなり相性がいいです。

保存容量やセキュリティの注意点

ただし注意点もあります。

  • 保存容量は多くない
  • 重要な個人情報は保存しない
  • 他人のブラウザからは見えない

「ちょっとしたデータ用」と割り切るのが大切です。

失敗談|最初に勘違いしやすいポイント

私自身、最初に
「Webストレージは共有される」と勘違いしていました。

実際は、
その人のブラウザだけに保存されます。

この勘違いは初心者あるあるなので安心してください。


Webストレージの基本的な使い方【超初心者向け】

データを保存する方法(コードの考え方)

考え方はとてもシンプルです。

  • 保存:setItem
  • 取得:getItem
localStorage.setItem("name", "Taro");

これは
「nameという名前でTaroを保存する」
という意味です。

データを取り出す・削除する方法

localStorage.getItem("name");
localStorage.removeItem("name");

保存・取得・削除の3つを覚えればOKです。

JSONとは?データをまとめて保存するための考え方

複数のデータを扱うときはJSONを使います。

JSONとは、
データをひとまとめにする書き方です。

最初は「オブジェクトを文字列にする」と覚えておけば十分です。


Web制作でよくある活用例とアイデア

フォーム入力の一時保存に使う

入力中にページ更新されても、

  • 入力内容が復元できる
  • ユーザーのストレスが減る

これは実務でもよく使われます。

設定やテーマカラーを記憶させる

  • ダークモード
  • フォントサイズ

などのUI設定保存は定番です。

学習用ミニアプリ・ゲームでの活用例

  • スコア保存
  • 進捗管理

Webゲームや学習アプリとの相性も抜群です。


AIと一緒に学ぶとWebストレージ理解が早くなる理由

ChatGPTやCopilotでコードの意味を確認する

「このコード何してるの?」
そんなときはAIに聞くのが最短です。

調べる → 実装 → 修正のサイクルが速くなります。

エラーや動かない原因をAIに聞くメリット

初心者のつまずきポイントは、

  • スペルミス
  • 型の違い

AIはここをかなり正確に指摘してくれます。

1人で学びやすいのがWeb制作×AIの強み

人付き合いが苦手でも、

  • 誰にも聞かず
  • 自分のペースで
  • 家で完結

できるのが、Web制作とAIの相性の良さです。


まとめ|Webストレージは初心者Web制作の第一歩に最適

Webストレージは、

  • データベース不要
  • 学習コストが低い
  • すぐ実用に使える

という、初心者に最適な技術です。

「難しいことは後回しでいい」
まずはWebストレージで成功体験を作ることが大切です。

AIをうまく使いながら、
少しずつWeb制作に慣れていきましょう。

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